夏休み、人類学ゼミで台湾へ調査をいったことで、海外を旅するという事への不安が薄れた気がする。
行動範囲が地球全域に広がった実感し、旅にでたいという欲求が生じた。すぐさま、同じゼミの友人を誘い、インド旅行の計画を立てた。
 
なぜインドかと言えば、消去法かもしれない。イタリアやイギリスのようなお洒落な国には女の子と行きたい。男とは土埃にまみれたような場所でいい、飛行機代も考えてアジアがいい。こうして幾つかの案を話し合い、旅先はインドに決定した。
 
かといってインドにこだわりがないわけではない。
小学生のころ、買ってもらった小説『深夜特急』の舞台として登場したからだ。
 
小学生の僕は、小説にでてきたシーンを自分で経験したいと思っていたのだ。マンガや映画を好きな人が聖地巡礼と称して、追体験をしにいく行為と同じである。
 
僕が旅に出る理由は、結局、憧れの光景の追体験をしてみたいからなのかもしれない。
 インドへ行く事が決まってしまえば、気分はすっかりバックパッカーであり三蔵法師である。

こうして、旅初心者男二人インド旅へ行くことへなったのだった。

Go WEST!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA