アマルフィという響きに惹かれてアマルフィへ行く事にしていた。
ナポリから電車でアマルフィ行きの船がでる港へ移動したのだが、なんと、一つ駅を乗り過ごしてしまった。
湾の端から反対側の端にある港まで荷物を担いで猛ダッシュするハメに。電車の乗りすごしには御注意を。
アマルフィはリゾート地として有名だ。アマルフィ行きの船にもハネムーンの日本人夫婦が乗り合わせていた。夫婦は、最初は二人で船の外で海を眺めていたが、しばらくして夫が船室に戻ってしまった。奥さんが一人で海の写真を撮っていると、すぐにイタリア人の乗組員がナンパをはじめていた。肩に手を回すぐらいならすぐにしてしまう。流石イタリアだ。
アマルフィはかなり小さな町だ。リゾート地らしく観光客で賑わっているが、僕は1日で飽きてしまった。女の子とくればまた違った印象を受けたに違い無い。
男一人で旅をするなら、もっと雑多な場所の方が良かったかもしれない。そういう事を、ビーチにあるBARでレモンチェロを飲みながら考えていた(満喫)。
イタリアに来て明確な憧れがひとつできた。船のある生活である。ナポリでも週末にポートへ車で乗りつけ、買い込んだ酒や食材を船に積み込み海で休暇を過ごそうとしていた夫婦がいた。
ベネツィアでも船で配達をしている酒屋などが巧みに水路を走っていく様子を眺めるのが好きだった。生活手段、休暇手段としての船は凄く憧れる。
さて、一旦ナポリへ戻ろう。そこからフェリーに乗り換えて最後の目的地へ行かねば。