街を歩く。古い街を。

勝手に珍しがって観光客が集まってしまった、そんな街。ここにはたくさんの住民が生活していて、それを物珍しそうに我が物顔で闊歩する観光客たちがいる。ぼくもその一人。

街は城壁で囲われている。モロッコではサッカーが盛んなようだ。

水を汲む主婦。この水はどこからどのように供給されているのかはイマイチわからない。

モロッコは猫がたくさんいる。生きてるものも抜け殻も。

古い迷宮都市のなかには様々な商店が軒を連ねている。観光客向けのお土産やが目立つなかに楽器のお店があったり。

この街の人々は、異邦人である僕を、時には構い、時には騙し、時には助け、時には脅した。なんだか、久々のこの雰囲気、ゆっくり旅のペースを思い出す。

色々な国の色々な生活を見る。そして同時に僕の生活について考える。僕は何をして生きていくべきなのか。そして、例えばこの街に生まれていたのなら、あの島で生まれていたのなら、色々な可能性で僕がどう生きているのか考えた。答えはでないが、僕は僕でよかった。そう思う。

皮関係の工業が発達している都市である。道端にはヤギだか羊だかの比較的形が残った状態の皮が転がっていることがある。ものすごい匂いだ。

テーブルにはグラインダーがついている作業場は、何だかとっても好きだから、声をかけて写真をとった。

金のランプなど雑貨の工房。またもや写真の許可をいただきパチリ。

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