ぱっとしない天気、ラスベガスのレンタカー場へ向かう。

大きい立体駐車場に案内される。

「あそこのエリアに止まっている車、好きなの乗っていって。」

日産 トヨタ シボレー ヒュンダイ

その中で、僕が選ぶべきなのはやはりコレでしょう。↓

アメ車とはいえ、優秀な燃費で乗り心地も悪くなかった。マリブちゃん。

この日本当は、グランドキャニオンの方まで行こうかと思っていた。しかし、天気予報では、二日間くらいずっと曇り。晴れたところへ向かおうと、調べるとテキサスが晴れている。

ちょうどいい、南へいこう。

テキサスへ向かう途中、雪が降ってきた。ノーマルタイヤなので、スリップしないように神に祈りながら運転する。もう泣きそうでした。ずっと。

雪エリアを脱出し、トラックストップで車中泊する。

トラックストップとは、トラックドライバー用の道の駅やサービスエリアのようなものだ。普通車も利用することができ、シャワーの貸し出しなどもある超万能ショップである。

だいぶ南へきた。天気は晴れ。アクセルを踏み込む。

後ろからピックアップトラックが追ってくる。道を譲ろうと、左へ寄る。

ウーウーウーとサイレンが鳴らされた。

警察「車ふらついてたけど、どうしたの?あと普通は右側車線走ってね。」

僕「oh,sorry. wind blow strong.miss.sorry」

簡単な英単語が出て気やしない。日本でさえ警察に止められたら緊張するのに、まさかのアメリカで止められるとは。

警察「どこから来たの。どこへ何しに行くの?」

僕「from Las vegas to El paso (テキサスの国境都市エルパソ), I love Mexican food」

沖縄に住んでいたとき、月に二回くらいは、オブリガードという名のメキシコ料理に通ったもんだ。メキシコ料理が好きだからメキシコに行く。そういう理由も確かに自分の中にあったので説明した。

警察「ラスベガスから、10時間かけてメキシコ料理を食べにエルパソへ???妙だな。麻薬やってるだろ??」

あーこうなるかー。確かにメキシコへ10時間かけてエンチラーダ食べに行く日本人とか怪しさ全開だろうな。

車から離れて手を頭の上にあげろと指示される。警察だと思っていたが、車から麻薬探査犬がでてきたのでDEA(アメリカ麻薬取締局)だったらしい。手にはアサルトライフルを持っている。

だが本当にメキシコ料理食べにいくだけで、潔白も潔白。

DEA「良い旅を…」

変人を見る目で行っていいぞと言われる。

久々にビビッていたが、麻薬探査犬がでてきた時点で、ワクワクのほうが勝っていた。

さてさて、10時間かけてエルパソへ向かうとしますか。

途中立ち寄った、ホワイトサンズ国立公園。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA