完全に日が暮れたころ、夜行列車にのりこんだ。同じ部屋には、おじいさんとその孫だろうか。20くらいの女の子が一緒だった。イタリア語しか話せないようだが、なんとなくでコミュニケーションをとれば、ある程度は仲良くなれる。

しばらく電車にゆられながらウトウトていると、女の子に起こされた。ついていってみると…

さっきまで乗っていた列車がシチリアから本土へと向かうフェリーに積み込まれ海を渡っていく。

船の売店で一緒にパンを買ったりしながら、一生懸命話しかけてくる。かわええ。

船の中にレールがひかれているという状況に興奮する。

探索も終わり、船は、本土へ着岸した。列車の中に戻るようにアナウンスされる。

朝、目が覚める。やはり、列車の中での目覚めは気持ちがいい。老人と女の子に挨拶をし、朝食を食べた。

なんだか、この列車がもう少し長く続けばいいなという気分にもなってくるが、全ての道はローマに通じている。予定通りにローマへ到着した。ばたばたとみんなが降りていく。その人ごみにまぎれてしまって、同じ部屋の老人や女の子とはぐれてしまった。最後に挨拶をしていきたかったので、駅でしばらく探してみることにした。

すると、乗ってきた列車の近くできょろきょろ辺りを見回している女の子を見つけた。僕が声をかけると、一気に笑顔になった。かわええ。

おじいさん、そして女の子と最後に握手をしてお別れ。なんだかセンチメンタルになってしまっただ。この人たちの日常はローマで続いていくのだ。そして僕の日常は、日本で。

帰りの飛行機まで、ローマを探索する。

パンテオン

これが千年以上前に建てられていたとか、やっぱりローマってすげえ。

こんなにご飯の美味しい国はめったにない。

イタリアは飯を食べに行くためだけでも価値のある場所だ。

やっぱり、ローマはロマンあるな

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