芭蕉の句である。
この2月ごろ、猫の発情が昼夜を問わず聞こえてくるが、それがパタリとやんだ。見れば、寝室から朧月が見える。すこし人肌恋しい気分だ。
みたいな詩らしい。
最近は、俳句や漢詩などの面白さに気付いた。
言葉だけで、世界観を作り出すのは本と一緒だが、さらに限られた時数で情景を作るのはとても面白い。
句から連想した自分のなかの情景を思い描いてみる。
夜は、音楽を聞きながら窓側においたベットで眠る。
庭から猫の甲高い声と物音が聞こえてきた。少しはっとして、カーテンをずらすと、レースごしでボヤーとした月がみえた。野良猫にもお相手はいるというのに、私は未だ子供部屋。
リアルに切ないもんだ…。
猫の発情を「猫の恋」って表現する方法があるのがいいなと思った。日本語は知れば知るほど、まだまだ奥深い表現が可能だ。日本語と日本の情景について写真を交えてアプローチしてみたいなと思った。
まずは、日本語を知らなければ。