歩く。歩く。歩く。
そしてたどり着く。
肺から空気が抜けていく。
そして見ている。
ちょっと文章が思いつかなかったので、詩的な文章をつくってみた。
ちょっとそれっぽいね。
潮風に吹かれている。
大都会に住むのもいいけれど、
山や海から吹いてくる風を感じながら生きていたい。
本当は、ずっとそう思っている。
祖父が亡くなる前に、故郷である岩手にいたころは、どんな季節が好きだったか聞いたことがあった。
彼は、初夏が好きだった。若々しい緑がそこらじゅうに芽吹いてきて、心地の良い風がそれを揺らす。夏の気配をどこか感じさせながらも、春の夢に囚われているような、そんな森や山は美しかったと彼は言っていた。
大学卒業後、結局地元で生きている。
世界は広いが、自分の活動圏はあくまでちっぽけである。
まぁ生きるなんてそんなもんか。