ミラノから列車にのる。もちろん2時間遅れ。アフロの客員が携帯をいじりながら謝りにきた。どうやら遅延の影響でどこかで乗り換えなくてはならなくなったらしい。

とりあえずよくわからないので、観光客っぽい人について行く作戦で解決した。

ベネツィア島に渡る橋からみる美しい光景に目を奪われた。僕はベネツィアに来たのだ。

駅からでるといきなり運河がある。町全体がディズニーランドのような空間だ。僕は伊藤航の「海の上のお城」という作品を思い浮かべていた。

宿へ向かおう。今回予約していたのは、もともと修道院で今は学生寮のような感じで利用されているドミトリーだ。

幻想的な世界から目覚めたくないのであれば、ベネツィア本島で宿をとるべきだ。

 同室のメンバーは、メキシコのぽっちゃり青年、強烈ブリティッシュイングリッシュロンドンボーイ、ニューヨーカーの黒人ガール、そして僕。

メキシコ人にメキシコってUFOいっぱい見えるらしいけど見たことあるか?って聴いたらポカンとされた事や、ロンドンボーイに滅茶苦茶早くそして聞き取りにくい英語で話しかけられて、黒人のお姉ちゃんと顔を見つめ合わせて一緒に肩をすくめたり、なかなかに面白いメンツだった。

さて街へくりだそう。

簡単なbarでアルコールを入れ、地図をみずに路地へ路地へと入り込む。すると目の前にガラス工房が現れた。入店してみると奥さんが日本人の方で、工房を見学させて貰ったり親切にしていただいた。丁度いいやと妹へ綺麗なガラスのイヤリングを買った。

海の上に立つ観光都市にも観光客があまり行かないようなエリアがある。外れの方へ外れの方へと入っていけば、静寂と海と煉瓦造りの建築物が。

街の外側

ベネツィアではボンゴレやピザを食べた。道にあるテラス席で食べているとギターを弾いた大道芸人が陽気な音楽を演奏する。チップを払えば生演奏のイタリアンだ。完璧。

朝には本場エスプレッソを飯は毎日滅茶苦茶旨いイタリアンとくりゃあご機嫌だぜ!

BARでマルガリータを注文したら、ピザなの?カクテルなの?と綺麗な姉ちゃんにからかわれた。発音を教えて貰ってもう一回注文する。どうやらマルゲリータと言ってたみたい。綺麗なねーちゃんに笑われるのもなかなか悪くないもんだ。

イタリア入国4日目ぐらいで、また飯を食べにイタリアへ来ることを誓う。

ここからは写真ばかり

この出入り口をつかってみたい

ここには海と暮らしと

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