アイリッシュミュージックを聴きに、ドゥーリンという村まで来た。今度はキャンプ場車中泊である。シャワーを浴びずにパブに繰り出す。

 僕はいくつかの国を旅して気づいたことがある。有名な観光地にいるアジア人は、中国人か台湾人か韓国人がほとんどだという事だ。これを日本人が内向的になったという文脈で語られることが多い。だが、本当だろうか。

 例えば、ミラノのスカラ座にいる観光客で目立っていたのは着物を来た日本人だった。キューバであったアジア人は、6人、1人を除き全員日本人で、その中に、シベリア鉄道に乗ったことのある女の子や中学生で乗りにいっている乗り鉄もいた。

 確かに旅行客じたいが減っているのは事実だろう。だが、少し変わったところに行って見ると、出会うアジア人は日本人である。これは、私見だが旅行には段階があるのだろうと思う。一番最初は、超有名な観光地ローマやパリやロンドン、ハワイといったオーソドックスな観光地が脚光をあびる。段々旅なれる人が多くなってくると何か目的を持った旅人が増えてくるのだろう。

 ここアイルランドはドゥーリンで出会った日本人も凄かった。どうやら、アイルランドで有名なアイリッシュミュージックのフェスティバルが行われるとの事で、それに参加する為に、東京でアイリッシュミュージックの社会人サークルをやっている人たちが楽器を持ち込んでアイルランドを旅していた。

 しっかり宿とってみんなでレンタカー借りて、楽しく語り合って、羨ましいかぎりである。同じ社会人というのにこの差は何なんだ…。山手線の内と外の差か?。同じ席に誘われたが、愛想笑いしかできなかった。せめてシャワー浴びてくれば良かったー。

バーテンに「Connemara」という名前のアイリッシュウイスキーをおすすめされたので飲んでみた。適当にアルファベット読みでコネマラとfacebookに投稿したら、酒卸に勤める先輩に、「本場はコネマラって呼んでんだー。カネマラだと思ってた。」と言われた。

たぶんカネマラで合ってます。

静かな光景。少し寂しい。まだ日が出てるのに、夜気って曲を聴きたくなりウォークマンで聴く。

↑これカバーだけど結構好き

パブで知り合った人たちに教えてもらったフェス会場エニスという町へ寄る。

そこらじゅうでアイリッシュミュージックが聴こえてきた。ここで、スプーンズという楽器を購入。

翌日の夜帰国だったのだが、帰国前日には空港近くの町に前入りするのがベストなので、夜を待たずにお別れ。もっと楽しみたかったなー。

最終日の夜は空港泊。寝袋広げて隅で仮眠する。社会人になったんだから、こんな貧乏くさい旅じゃなくてもいいのになぁと思ったりもする。彼女できたらリッチに旅しよ。

はぁ。

おまけ

アイルランドへは、カタール航空を利用した。帰りはカタールで8時間くらいトランジットがあるとの事。カタールに一時入国しようと入国カウンターへ。

本当ならば、観光ビザが必要でお金を払えばもらえるはずだった。入国審査官に、入国理由を聞かれた。僕はトランジット時間で少し観光したいと伝えたかったが、英語がまったくできず、トランジット、サイトシーイングの連呼。

すると、ビザも貰えず通してもらった。理由不明だが、どうやら入国できたようだ。もしかして密入国??

空港近くのバザールへ向かう。

屋台であった、クレープみたいな料理がめちゃくちゃ美味しかった。

カタール料理屋に入った気がするけど味とかは全然覚えてない。つまりそういうことだろう。

オイルマネーって凄い。汗だくで空港へ戻る。少しだけだけど面白かった。トランジット時間の有効活用だ。そしてアラビアンな雰囲気が好きな僕としては、オイルランプを買えたので満足である。ぼったくられた気もしないでもないけどネ。

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