この世は、諸行無常だ。ありとあらゆるものが変化をし続け留まるものは何もない。人が何かを思い、何かをおこなった結果も無常のなかにある。連続性があるのにも関わらず、縄文時代の人々がどのように暮らしていたのか推測するしかないように、今あるものが未来に残っているかはわからない。
僕の試みは、無常の中にある一瞬を記録していく事である。記録とはいえ、学術的だったり網羅的におこなうつもりはない。僕自身が、趣を感じた情景を記録していくだけである。
日本情景。その情景がどういう意味を持つのか、今はまだわからない。